整体師になるには?整体師までの3ステップを紹介します!
さて、今回は整体師で働くにはどうしたら良いかというテーマでお送りします。
昨今の健康ブームで、フィットネスやストレッチ等の健康テーマの内容が増えてきました。
様々な捉え方もありますが今回は整体師にフォーカスを絞ってお伝えします。
1)そもそも整体師とは?
2)整体師になるために必要な3つのステップ
3)整体師ってどんな仕事なの?
4)整体師の主な仕事先・仕事の仕方を3つ紹介
5)ぶっちゃけ整体師の給料って?将来性はあるの?
6)整体師デビューへのここは知っておきたい3つの注意点
7)整体師に関するQ&A
8)まとめ
1)そもそも整体師とは?
では、そもそも整体師とはなんぞやという話になります。整体師とは手技を用いた民間療法であり代替医療として用いられてきた治療法です。
これは、アメリカから入ってきたオステオパシーやカイロプラクティックといった確立された治療法です。
今は、整骨院というお店が多い事から、整骨院=整体というイメージを持たれる方も多いと思われます。
なので、根本的にこの両者は違います。ただし、整骨院を開くには、柔道整復師という国家資格を取得しなければいけません。柔道整復師の基本的な仕事は「骨接ぎ」を差しており骨折や打撲などの急性的な痛みに対して処置することを指します。
なので、昔の整骨院(20年前)は整形外科の先生と同じように急性的な患者さんに整復や脱臼をはめて対応しています。しかし、今は皆さんが思われているように、ちょっとマッサージをしてくれるお店というイメージが強いと思われます。中には柔道整復師の資格を持って整体師として働いている方も多くいますよ。
では話を戻しますが、整体師になるには何か特別な資格は必須ではありません。もちろん、学校やスクールで学び技術があれば働くことも出来ます。
2)整体師になるために必要な3つのステップ
さて、では整体師になるために必要な3つのステップをお伝えします。
【①】学校を探す
これは、至ってシンプルです。国家資格を取るためには柔道整復師・鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師の学校を探すか、民間の整体スクール若しくはカイロプラクティックセンター・オステオパシーの学校を探します。
これは学校によって、何年行く必要があるのか?また、金額も違ってきます。(なお、国家資格は必ず3年は必要です。)学校によっては体験入学や説明会もあるので、ここはきちんと話を聞く事をお勧めします。
学校によっては、直営の店舗を持っているケースもあります。そのまま、そこで働ける可能性もあります。
【②】学校へ通う
2つ目のステップは先ほど上げた学校の中から、どの方向の学校へ行くか決めます。後はそこで勉強です。民間の学校は座学と実技のバランスが取れているので実際の現場で活用できる手技が学べます。
【③】働き口を探す
さて、3つ目のステップは働き口を探します。この点は学校を利用して下さい。学校の先生のコネクションや学校には多くの就職に関しての情報が集まります。
働きやすい環境を知っているケースも多く学校の関わりを活用する事をお勧めします。
3)整体師ってどんな仕事なの?
では、整体師ってどんな仕事をするのでしょうか?基本的には自らの手を用いて、お客さんの不快と思っている部分にアプローチします。
各分野(カイロプラクティック・オステオパシーなど)では様々な経験と臨床により、このようなケースにはこのようにアプローチするといった経験則が蓄積されています。
それをお客さんのケースに当てはめながら症状の改善を図っていきます。
もちろん、全てがそのケースに当てはまる訳ではないので、試行錯誤が必要です。この仕事の喜びは、最初は痛みで悩んでいた症状が自らの掌で改善して笑顔でお客さんが帰っていく。これに尽きるではないでしょうか。
4)整体師の主な仕事先・仕事の仕方を3つ紹介
先ほどの整体師になるための3つのステップをお伝えしましたが、整体師として働く主な仕事先は以下になります。
・整骨院で勤務する
・保険を使わない完全自費治療院で勤務する
・カイロプラクティックやオステオパシーの治療院で働く
の3つになるでしょう。
今は様々な形態で出店しているお店もあります。先ほどの3つを全て網羅したようなお店もあり、中々一つに絞るのは難しいです。
また、この業界ではA:雇われで勤務する。B:勤務しても業務委託で働く。C:独立するの3つしか働き方はありません。
傾向としては割とこの業界は独立がしやすいと思います。そして独立するには昔から言われている守破離に当てはめると先ずは勤務して仕事のルールを覚えます。そこから、自らの考え方で技術を磨く。最後に自分オリジナルの方法を身に着けます。もちろん、必ず独立する必要はありません。勤め先で勤務する事も必要です。
5)ぶっちゃけ整体師の給料って?将来性はあるの?
さて、整体師の給料ってどんなものなのって思われますよね。これもピンからキリまであり一概には言えませんが、勤務の数年間は20~25万位と思われます。若しかすると、この金額よりも下がる場合も上がる場合もあります。
そう思うと独立する方が稼げるかもしれません。この商売は座布団ビジネスと言われるように決められた席をいかに回して回転率を上げるかと言われます。
それは、公式が客数×客単価=売上だからです。お客さんを数多く誘導して、お客さんがオプションや物販を購入してくれれば客単価は上がっていきます。
この商売では、いかにリピーターをつけるかがポイントです。リピーターと言われる常連さんを捕まえてしまえば売り上げも安定します。
また、将来性という点では日本国民の数多くの方が体の不調を訴えるケースは多いです。なので、この仕事がなくなる事はないと思います。ただ、ライバルが多いという点と自らの体力が低下した時に施術が出来なくなってきた時の対応策は必要です。
この商売は手が一つだけあれば出来てしまう商売のため、新規参入が多いです。それは学校に行けばクラスメイトがいる分、皆がライバルになるからです。この点は自分ではコントロール出来ないので仕方ありませんが、自らの年齢が上がった時の対処の仕方は必須です。体力に自信があれば、このまま施術を続けるのもありです。もし体力的にきついと思われたら、教える立場で人に技術を継承することも出来ます。独立していれば経営側に回り現場に出る必要もなくなります。
6)整体師デビューへのここは知っておきたい3つの注意点
【①】セクハラ問題
これは、男性が女性へ施術する際ですが、完全に締め切った部屋で行った場合などに、敢えてセクハラをされたと騙されるケースもあります。これはセクハラするつもりがなくてもです。最近は聞きませんが、一時期に耳にしました。
これを防ぐには、臀部を触る際は「臀部を触りますね」と声掛けや、カーテンで閉め切らずにオープンな環境づくりも必要です。
【②】経験歴について
よく整体を受けられるお客様などに、この仕事は何年しているの等々聞かれることもあります。その場合、正直に答えすぎると印象がよくないケースもあります。経験年数でその人を見る場合があるからです。
では、答え方としては3年未満ですとかわすと良いです。決して嘘はいけませんが、表現次第で答えも変わってきます。
嘘も方便と言いますので、伝え方にも気をつけた方が良いです。
【③】診断してしまう
診断による病名をつけるのは、医師しか出来ません。あくまで、疑いがありますねと伝える方が良いです。
カイロプラクティックもアメリカでは国家資格ですが、日本では民間療法です。言い切るのは時に大切ですが、あまりにも言い切るのは逆に危険なケースもあります。
お客さんは、こちらを先生として見ていますが、整形外科での診断を受けて全く別の病名だったりすると信頼問題が損なわれるからです。
ケースバイケースになりますが、短絡的に診断名をつけるのは危険です。
7)整体師に関するQ&A
【①】セミナーは出るべきですか?
セミナーには、出るべきでしょうか?では、どんなセミナーでも良いという訳ではなく自分にとって必要な知識・スキルに絞った方が良いです。
セミナー自体も何万円もするセミナーもあります。そう思うと、明日からでもすぐに使える技術を身に着けて、お客さんに喜んでもらいリピートしてもらいセミナー費をペイする方が今後のためになります。
【②】異業種交流会は必要か?
よく異業種交流会などがSNS上で募集しています。もし人見知りでなければ、参加するべきかと思います。何故かというと、大方の人が体の悩みでどこかしら、問題を抱えているからです。話し込んだ人が、そのままお客さんになるというケースもあります。どこから自らのお客さんになるか分からないからです。
【③】ポキポキ慣らすのが整体師ですか?
これは、一概には言えないと思います。ポキポキなるのは関節内の袋が関節を動かす時に気圧の変化でなると言われています。
ポキポキ慣らすことで、お客さんが不快に思い医療事故に発展するケースもあります。治療の中で鳴ってしまうというケースはありますが、意図的に慣らしてしまうのは危険です。
8)まとめ
さて、整体師になるには?整体師になるまでの3ステップは如何でしたか?
どうしても、この業界は様々な資格や色々な派閥があり分かりにくいです。
しかし、お客さんが帰り際に笑顔で帰ってもらえる事に喜びを感じられる人には天職です。
是非、貴方もお客さんから「ありがとう」を集められる整体師になれます。
出典:wikipepedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B4%E4%BD%93)